Crusade=Measures to food lack by cooling

CG : Crusade=Measures to food lack by cooling




~気候変動から歴史を読み解く(十字軍遠征編)~

 

ローマ教皇の「聖地奪回」の呼び掛けで西暦1100年頃に行われた『十字軍遠征』はエルサレムを占領し成功した。

しかし“2回目以降の” 『十字軍遠征』は目的が明確でなく統制が取れず、その遠征の“意義が不明確”であった。

 

筆者は「気候変動から歴史を読み解く」という着眼点から『十字軍遠征』が「気候変動」の影響で行われたと考えた。

『十字軍遠征』が行われたのは当時の気候が「温暖化のピーク」から「寒冷化」が始まった時期と重なっている。

 

西暦1000年頃までは「温暖化」が進み食料が豊かな時期であったと考えられる。しかし「寒冷化」に転じるのである。

人口に対しての農作物の量が年々減り始める。特に「温暖化」に慣れていた人々にはその影響が大きかった筈である。

 

歴史の書物にはこの頃、騎士団による農村への略奪行為が頻発していたとある。食料不足で人々が争いを始めたのだ。

『十字軍遠征』は「食料不足問題」を解決する為にローマ教皇により実行された「口減らし」政策だった可能性がある。

 

即ち、数十万人をイスラムという海外へ自給自足で派遣する事で、西ヨーロッパの食料事情を好転させようとした。

『十字軍遠征』は2回目以降数年置きに行われている。エルサレムには幾つかの『十字軍国家』が造られ移住もされた。

 

『十字軍遠征』が成功もしないのに何度も行われた“理由”が寒冷化「気候変動」という観点から解かれるかも知れない。

『十字軍遠征』が寒冷化の食量不足でのローマ教皇の「口減らし」政策だった、という歴史を読み解く「新説」である。

  

『十字軍遠征』は1270年以降行われていない。これは『モンゴル帝国』がヨーロッパへ侵攻して来たからであろう。

『モンゴル帝国』もまた寒冷化「気候変動」により出現した国であり、温暖で食料が豊かな南方へ勢力を拡大させた。


 

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