氷河期以降の地球の気温変化
2万年前の最終氷河期以降の地球は急激な温暖化が進んだとされる。上の「地球の気温変化」の左端がそれに当たる。
氷河が解け海面が100mも上昇し、気温は現在よりもかなり高温にまで上昇し、日本では『縄文時代』に入った。
上の「地球の気温変化」のグラフでのMedieval Climate Optimumと書かれた期間が日本の『縄文時代』である。
日本列島は南北に長く「針葉樹林気候」「広葉樹林気候」「亜熱帯気候」が混在していた様だ。但し、今よりも高温だ。
この高温で温暖な気候によって、自然の果実や野菜、食肉動物、魚など食料に恵まれ『縄文時代』は栄えたと見られる。
但し、今よりも高温ながら数百年間隔で温暖化と寒冷化を繰り返し、縄文人たちはこの気候変動に対応させられた。
寒冷化の時期には食物が減り、縄文人は作物を栽培する農業を始めた。「栗の木の栽培」の遺跡が発見されている。
しかし、縄文時代の終わりには寒冷化が大きく進み『縄文時代』は終焉を迎える。寒冷化で『縄文時代』は終わった。
昨今、『地球温暖化』が人類の危機として叫ばれている。上のグラフの右端に当たるHockey Stick Curveの部分だ。
これが産業革命以降の人類が排出しているCO₂(温室効果ガス)が原因だと言われ、人々は信じさせられている。
しかし、このグラフをもっと大局的に眺めて見て欲しい。産業革命以前の地球はもっと気温の高い時期があったのだ。
『縄文時代』もその一例で、はて?その頃の地球にCO₂を大量に排出する「工場」があっただろうか?否である。
地球の温暖化などの気候変動にCO₂が主原因として関わっているなどとは到底考えられないと言わざるを得ない。
何より、CO₂の量と気温との因果関係は未だに科学的に証明されていない。近年の温暖化の原因はCO₂ではない。
地球の気温変化の原因として有力なのは「太陽活動の盛衰」だ。活発になれば温暖化し、不活発になれば寒冷化する。
太陽活動は理科年表では一定になっているが、周期的に大きく変動している事が「黒点」の観測から分かっている。
現在主流の「CO₂温暖化説」ではCO₂を減らさなければ地球はどんどん温暖化を続け、人類が滅亡するとしている。
最近の観測から太陽は不活発期に入ったとされる。その為、今後の地球は寒冷化し「小氷期」になるとする説もある。
しかし、海水温が高い状態にある事も分かっている。水は比熱が高いので暫くは温暖化が維持されるかも知れない。
近年の地球の温暖化の原因はCO₂ではない。地球が温暖化と寒冷化を繰り返すのは「自然の摂理」だと理解すべきだ。
原因は兎も角、現実に温暖化は進んでいる。これまで経験した事のない台風や洪水の被害が日本各地を襲っている。
政府は今後の異常気象による災害へ備え、治水などの防災対策を見直すとした。温暖化が自然に止まるのを期する。
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