実は『タカーチ弦楽四重奏団 ~ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集』はCD盤を持っていて記事も書いている。
今回のものは2017年に発売されたもので、Hi-Res 24bit-48kHzにリマスタリングされたDVDが付属している。
CDのものと新たなHi-Res 24bit-48kHzのを聴き比べてはっきり分かるのが、圧倒的な音質の高さだと思う。
これは以前から持っているCD盤でも全く同様で、CDの方は言い方が極端かも知れないが音が荒い感じがする。
CD独特のキンキンした感じとでも言うか、アナログレコードからCDを聴いた際に感じたのと同じ傾向である。
「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集」はアルバン・ベルグ四重奏団のも持っていて、こちらの方が聴き易かった。
世界最高峰とされるタカーチ弦楽四重奏団の「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集」を音質については諦めていた。
ところがである、このHi-Res 24bit-48kHzリマスタリング盤は、聴き疲れする様なキンキン感が無い音質だった。
Hi-ResはCDと音質が変わらないという意見もよく聴くが、これは明らかな間違いであり、完璧に高音質である。
「ラズモフスキー第1番」をLP盤で聴いていた雰囲気で、今、CDを超えたHi-Resの音質で聴く事が出来ている。
『タカーチ弦楽四重奏団 ~ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集』
Hi-Res 24bit-48kHz
【曲目】
ベートーヴェン:
《CD1》弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1, 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2, 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
《CD2》弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4, 弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5, 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
《CD3》弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』, 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』
《CD4》弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』, 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』
《CD5》弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127, 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
《CD6》弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132, 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
《CD7》弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』, 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130, 大フーガ変ロ長調 Op.133
【録音】
2001~2004年(CD&BD-A)
《DVD》
ハイドン:弦楽四重奏曲第39番ハ長調Op.33-3 Hob.III:39『鳥』、
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』、
ベートーヴェン:第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』
【収録】1998年(DVD)
【演奏】タカーチ弦楽四重奏団
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