New theory on the Sengoku period

CG : New theory on the Sengoku period



New theory on the Sengoku period_image

CG : The theory that global cooling was the cause of the Sengoku period

 

 

『温暖化人為説』(人類が排出するCO₂が温暖化の原因説)の根拠となるのがホッケースティック曲線だ。

下のグラフの灰色の曲線がホッケースティック曲線である。確かに『産業革命』以降気温が上昇している。

 

そして確かに“ホッケースティック”の形をしている。しかし僕に言わせると『産業革命』以前があるのだ。

平安時代は平均気温が上昇した時代でありその証拠がある。『平安海進』という考古学の海面上昇の記録だ。

 

平安時代は気温の上昇に伴い食料、とりわけ“米”の収量が上昇し続けたので豊かで平和な時代であった。

ところが西暦1000年頃に気温が“寒冷化”に転じたのである。当然“米”の収量は減って行くことに。

 

“米”の奪い合いが始まるのである。各地の豪族は“米”を奪い守る武装集団を組織し『武士』が登場する。

この“米”の奪い合いには中央貴族隷下の武家も参入し首領となり大名となる。これが『戦国大名』である。

 

その後“寒冷化”はどんどん進み、激しい“米”の争奪戦が各地で繰り広げられる。『戦国時代』である。

僕は“寒冷化”に伴う収量の低下からの“米”の奪い合いこそが『戦国時代』の“本質”だと考えている。

 

しかしある時『戦国時代』が終焉し、平和な江戸時代を迎えたのである。これは「徳川家康」の力ではない。

“寒冷化”止まったからである。「椅子取りゲーム」を思い浮かべて欲しい。減って行く椅子の奪い合いだ。

 

この場合椅子が“米”である。“米”が減って行くのでゲームが成り立つ。だが、減らなくなったらどうか?

そう、奪い合いは起こらない。即ち“寒冷化”が止まれば“米”の奪い合いが終わり『戦国時代』が終わる。

 

同じ時代のヨーロッパはどうだったのだろうか。西暦1000頃までの“温暖化”で食料が豊かになった。

その為ノルウェーなどスカンジナビアでは“人口爆発”が起こり、溢れかえった人々は『バイキング』に。

 

『バイキング』は英国やヨーロッパ大陸へと武力侵攻して行く。所謂“バイキング襲来”である。ところが....

気候が“寒冷化”に転じたのである。するとそれに伴いバイキングの活動は収束し終焉を迎えたのであった。

 

バイキング襲来は「カール大帝」の『宗教戦争』の結果だと言う人もいるが、それだけでは説明が出来ない。

当時の片田舎のノルウェーに宗教戦争の影響があったとしても兵力が足りない。“人口爆発”が原因だろう。

 

この後も“寒冷化”は続いた。日本では上記の様に『戦国時代』に突入したがヨーロッパでは起こってない。

その原因は『ペストの大流行』であろうと考えている。ペストに因って人口が激減し争いは起こらなかった。

 

やがて“寒冷化”が止まる。この時代は近年では最も平均気温が低かった。ロンドンのテムズ川が氷結した。

そして『産業革命』が起こる。“ホッケースティック曲線”の登場だ。平均気温が上昇し現在に至っている。

 

国連のIPCCが唱える『カーボンニュートラル』では産業革命時代を基準に平均気温の上昇限界を定めている。

しかし最も低かった気温を基準にするのは間違いだ。気温の2~3度上昇は普通に戻っているのではないか。

 

20世紀以降、気温の上昇は緩やかに転じたそうだ。だが、気温の上昇は続き“大規模災害”が起こっている。

縄文時代は今よりも気温の高い時期が多く天変地異が相次いだ。川は蛇行し氾濫した。縄文人は高台に住んだ。

戦国大名の勢力を“米の石高”を使って表す。“10万石の大名”とかだ。これは“米”を争っていた証拠だ。

“米”や気候変動“温暖化”“寒冷化”、人口が世の中を平和にしたり『戦国時代』の様な戦乱の時代を作る。

 

僕の日本史新説「『戦国時代』の“本質”は“寒冷化”に伴い生産量が減った“米”を巡る争奪戦である」

これが日本史学会で認められる事を願っている。これ説は僕の人生で最大の“偉業”になる可能性がある。