JAL DELTA O



ワシントンDCでの旅客機と米軍ヘリ衝突事故や医療用飛行機が墜落したりと米国で航空事故が頻発している。

そんな中、昨日ワシントン州でJAL機が着陸後のタキシング中に駐機中のDELTA航空機と接触事故を起こした。

 

双方の乗客乗員にケガはなく、一見、軽い事故に思えるのだが掲載の写真を見るとトンデモナイ事故に見える。

JAL機の右主翼がDELTA機の垂直尾翼に食い込み“切り落とす”様な感じに見える。相当な衝撃があった筈だ。

 

DELTA機がきちんと駐機場内に居たとすれば、JAL機がタキシングラインから外れて走行したのかも知れない。

Boeing787の主翼は長い。DELTA機の垂直尾翼までの距離には客室の窓があるのだ。重大事故の可能性があった。

 

JALでは昨年にパイロット2名の飲酒事件で国交省から業務改善勧告を受けている。規律のタガが緩んでないか。

JALトップのガバナンスが行き届いていないのでは。統率する社長には“お飾り社長”は好ましくないと考える。

 

旅客機の非常時、例えばエンジン1発に火災が発生した場合だが、操縦席のパイロットには全く見えていない。

客室乗務員に見に行ってもらったりしている。着陸時に実際に車輪が下りているかも目視で確認出来ていない。

 

これらは機外にカメラを取り付ければ良い話だ。今回の接触事故も主翼の先端にカメラがあれば防げただろう。

恐ろしいのは、あんな巨大な旅客機をパイロットがほぼ見えない状態で“勘”で動かしている事ではないのか。

 

AI技術が急激な進歩を遂げている。近い将来、車の完全自動運転の様に“AIパイロット”が登場する事になる。

現在のオートパイロットだけでなく、離着陸や或いは緊急時の対処までもAIパイロットが担う事になるだろう。

 

AIパイロットが対応出来ない場面が発生したならば、最終的には“遠隔操縦”という対処がなされるのだろう。

将来的には旅客機に操縦席が無くなる。人間のパイロットは必要がなくなる。パイロットを目指す人は注意だ。