
中国のスタートアップ企業が開発したAI『deepseek』が米国のOpenAIやGoogleなどAI産業を震撼させた。
NVIDIAを使わず10分1のコストでOpenAIを上回る性能を引き出し、NVIDIAの株価が92兆円も急落。
先日、ソフトバンクなどによる米国AI開発の「スターゲート」計画が発表されたが“無駄金”の可能性も。
米国のAI提供が“有料”なのに対して『deepseek』は“無料”であり、しかも“オープンソース”なのだ。
この状況から思い出す“ある歴史”がある。80年代の日米の『Tron』対『Windows』戦争に酷似している。
当時の日本は高度経済成長によって世界第2位の経済大国に躍進し1位の米国に追いつけ追い越せの勢い。
そんな中、米国が開発した世界戦略のOS『Windows』を上回る高性能の純国産OS『Tron』を開発していた。
松下電器などの日本の家電メーカー13社はパソコンのOSに無償提供される『Tron』の採用を決めていた。
米国は『スーパー301条』や『プラザ合意』、『日航ジャンボ墜落』で日本の『Windows』全面採用を迫った。
当時の日本政府はこの圧力に屈し家電メーカー13社は『Windows』を採用、『Windows』が日本上陸をした。
『Windows』はMicrosoft社に巨万の富と大成功をもたらした。『Tron』は“オープンソース”でもあった。
その後だが『Windows』より省エネで速い『Tron』は「携帯電話」や「自動車制御」などでの主流になった。
コメント