
CG : Ken Watanabe
俳優「渡辺謙」さんのオリジナルCGポートレートです。新大河『蔦重』で老中「田沼意次」役で出演してます。
『独眼竜政宗』で大俳優になった「渡辺謙」さんは藩祖「伊達政宗」のイメージで仙台人に人気があります。
ところで、NHK大河としては“異様”な雰囲気を持つ新大河『蔦重』ですが、「田沼意次」について触れます。
老中「田沼意次」は“賄賂政治家”というイメージがあります。学校の教科書でもそう習った記憶がある筈。
しかし最近、そのイメージが間違っていたというのが最新の歴史学会での新解釈になっているというのです。
“米本位制”の江戸時代に“自由経済”という当時としては先進的な経済を持ち込んだ政治家だったのです。
これによって彼の時代の江戸中期は町人文化が栄え活気のある日本になっていて様々な文化が花開きました。
大河ドラマで“メディア王”と称される「蔦屋重三郎」もこの時代的な背景があってこそ登場したのでした。
「田沼意次」に“賄賂政治家”という烙印を押したのは、彼のせいで将軍に成り損ねた老中「松平定信」です。
後の政権が前政権を“悪”だとレッテルを張る事はよくある事ですね。定信は“米本位制”に戻してしまいます。
新大河『蔦重』では老中「田沼意次」という存在が、時として軽過ぎる江戸町人のドラマ全体を引き締めます。
「渡辺謙」さん演じる老中「田沼意次」はドラマ全体の“へそ”とも言え、重要な役割を担っているのでしょう。
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