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上の2枚の写真はEOS R6RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMEF24-105mm F4L IS USMで撮った写真である。

撮影場所は松島離宮のレツルタワー内部で時期は違うが、光源など同じ条件での撮影でJPG撮って出しだ。

 

左側がRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMで画角22mm、右側がEF24-105mm F4L IS USMで画角24mmである。

全体的に右側のEF24-105mm F4L IS USMの方が高解像である様に感じる。そこで一部分を拡大してみる。


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上の2つ写真は中央付近のレツル氏の写真を部分拡大したものである。画角は僅かに違うが比較出来る。

解像度が明らかに違うと感じる。レツル氏の着物の絣柄が左側は潰れているが、右側ははっきり見える。

 

また、右下の日本語の解説文も左側は潰れていて読めないが、右側は読み取る事が可能な解像度である。

最新の“非L”のRFレンズと旧式のEFL”レンズの違いなのだが、この解像度の差の原因を考える。

 

下にRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMEF24-105mm F4L IS USMの“MTF特性図”を示す。ここから読み解く。

EF24-105mm F4L IS USMMTF特性図の方を見て欲しい。24mmの中央部分の解像度が極めて高いのだ。

 

コントラストで0.95を大きく超えている。これは高級単焦点レンズ並みだと思う。最高レベルの解像度だ。

この事が2枚の写真の解像度の違いに現れたと考えられる。EF24-105mm F4L IS USMは流石にLレンズだ。

 

只、EF24-105mm F4L IS USMMTF特性図の105mmでは状況が異なる。ドーナッツ状になっている。

つまり、中央部分よりもその周りのドーナッツ状の部分のコントラストが0.95以上で高解像度を示す。

 

EF24-105mm F4L IS USMは広角と望遠の特長を理解して使い熟す事が、高解像度の写真のテクニックだ。

また、最初の2枚の写真を比較すると、赤い手すりの箇所でEF24-105mm F4L IS USMは発色が綺麗だ。


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24-105L