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Battleship MUSASHI (Death painting)



30年も「紅白」や「レコ大」観てない、迫害をやめて解放を!
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CG:戦艦「武蔵」(死に装束)

12月4日放送のNHKスペシャル「戦艦武蔵の最期~映像解析 知られざる“真実”~」を見ました。
オンデマンドで見ているのと、CGを制作してからなのでかなり時間が経ってからの記事になります。

昨年フィリピン沖1200mの深海で発見された戦艦「武蔵」、その後の探索資料を映像分析しています。
衝撃的です。原型を留めたまま沈んだとされていましたが、殆ど粉々のスクラップ状態だったのです。

番組では、水没後に武蔵の2番主砲塔が海中爆発した為にこの様な状態になったと結論付けています。
武蔵の主砲塔には1600発の砲弾と発射薬が収納されていますが、これが熱や圧力で大爆発したらしい。

大和級戦艦の主砲塔は分厚い鉄板で覆われ相当頑丈ですが、内部から爆発すると艦全体が吹き飛びます。
この海戦で武蔵の1番主砲塔で三式弾(対空)の暴発事故があり、1番主砲塔が使用不能になっています。

レイテ沖作戦での武蔵の目的は米軍揚陸部隊を砲撃で撃滅させる事なので主砲弾は満載していました。
しかし発見されて相手は航空機になり、専ら三式弾の射撃を行った様ですね。恐らく数十機撃墜しました。

2番と3番主砲塔は最後まで射撃を行ったとあります。三式弾は一度の射撃で数機を打ち落とせます。
大和の援護射撃も行っていて、大和へ攻撃態勢の米雷撃隊に遠方から射撃を行い数機を撃墜とあります。

番組で指摘している様に、武蔵(大和級戦艦)には雷撃に対する防御で、致命的な欠点があった様です。
レイテ沖海戦の前に大和が雷撃を受け、主砲塔と同様に強固な防御力のボイラー部に浸水しています。

これは分厚い装甲板を繋ぎ合わせる「リベット」の強度不足が原因で、魚雷攻撃に弱いというものです。
当時の造船では高度な溶接技術は無く、リベット止めだったんですね。タイタニックもこれで沈みました。

何十本もの魚雷というのは想定していなかったのでしょうが、当時でも水雷戦隊というのがありました。
しかも、武蔵が攻撃を受けたのは潜水艦や駆逐艦の魚雷ではなく、より小型の航空魚雷だったわけです。

武蔵の艦長猪口少将はこの欠点を知っていたのだと思います。武蔵は雷撃で最期を迎えると悟っていた。
レイテ沖海戦の前に猪口艦長は武蔵を白っぽい銀鼠色に塗装させています。他艦に比べ目立つ色です。

武蔵が囮になって大和を温存させる為の「死に装束」だとする説があります。白い死に装束にも見えます。
武蔵は改装が間に合わず、大和と違って対空砲の増加装備が無く、防弾板も無い機関銃を配備してました。

CGは以前作成した戦艦「武蔵」です。今回は甲板に乗組員を整列させています。全員敬礼をしています。
塗装も白っぽくさせ、レイテ沖海戦で最期を迎える戦艦「武蔵」の「死に装束」を絵にしてみました。




自動車運転で「エコノミー症候群」?(前兆で予防)
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