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この2枚の写真は左がNikon D810で撮ったベガ君の写真で、右がCanon EOS R6で撮った写真である。

ベガ君の耳の向きを見て欲しい。Nikon D810の方はカメラに向いているが、Canon EOS R6の方は横だ。

 

実はNikonで撮ったベガ君は総じてカメラに耳が向いてて可愛かった。ところがCanonでは横なのだ。

Canonにカメラを替えてから毎回こうなので悩んでいたのです。何でCanonでは耳がそっぽを向くのか?

 

ベガ君はCanonのカメラが嫌いなの?ベガ君は耳が正面を向いた方がミッキーみたいでカワイイのに。

愛犬にそっぽを向かれたCanonのカメラ。Nikonと何が違うのか、その原因や理由を考えてみたのです。

 

ベガ君は既に亡くなっていて。これから実験をする事は出来ません。あれこれ推理するしかありません。

「耳がカメラを向く」という事で考えられる事は“音”です。NikonCanonの音の違いは何でしょう?

 

撮影前にカメラは音を出さないです。するとレンズでしょうか。“オートフォーカスの駆動音”なのかも。

Nikon D810ではAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを使ってました。Canon EOS R6RF50mm F1.8 STM

 

ベガ君はCanon EOS R6に買い替えてから1年経たずに亡くなってしまいました。なのでRF50mm F1.8 STM

ベガ君はNikonの“大三元レンズ”とCanonの“撒き餌レンズ”を見分けて陳腐だとそっぽを向いたのか?

 

否、段々と見当が付いて来ました。AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDは“超音波モーター”を使ってます。

対してRF50mm F1.8 STMは普通のモーターです。もしかしてベガ君は“超音波モーター”に反応してた?

 

犬は人間よりも耳が良いので“超音波モーター”の特殊な音が聞こえて、その音に耳が反応をしていた。

こういう“推論”が成り立つのではないか。決してCanonレンズが陳腐に見えたのでは無いでしょう。

 

もしかしたら、犬などのペットを撮影する際には耳の向きで“超音波モーター”のレンズが良いのでは。

現在はCanon EOS R6で“超音波モーター”のレンズを使ってますが、もう再現性を試す機会はありません。

 

ペットの撮影でよく猫じゃらしなど道具を使って犬や猫の気を引く事をしますが“超音波モーター”です。

“超音波モーター”の動作音でも愛犬にカメラを向いてポーズを取ってもらう事が可能かも知れません。

 

<補足>

カメラ用の超音波モーターはピエゾ圧電素子を動力源として40~80kHzの高周波電力で駆動している。

一方、犬は50kHzまで聞き取れるという。やはり犬には超音波モーターの音が聞こえていそうである。