■天皇制を模した米国の日本支配システムなのだ
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■CG:ナポレオン(行軍)
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仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門)ガラコンサート

【今年はガラコンだけの鑑賞となった】

「仙台音楽コン」は仙台で開催の国際音楽コンクール(ヴァイオリン・ピアノ)で毎回楽しみにしている。
今年はファイナルの日が「ベガルタ仙台」と重なってしまい、最終日の「ガラコン」だけの鑑賞となった。

ベガルタのアウェー磐田戦は結局行かなかったが、ファイナルのチケットはとっくに完売になっていた。
ガラコンは入賞者が十八番の曲をリラックスした雰囲気で演奏し、長大なピアノ協奏曲が3曲も聴ける。



【「パガニーニの主題による狂詩曲」が良かった】

曲目は、3位の北端祥人がモーツァルトK459、2位のエヴァン・ウォンがラフマニノフ・パガニーニ狂詩曲。
休憩を挟んで、1位のキム・ヒョンジュンがブラームス1番を演奏した。パスカル・ヴェロ指揮仙台フィル。

個人的には2位のエヴァン・ウォンのラフマニノフ・パガニーニの主題による狂詩曲が素晴らしかった。
仙台フィルの演奏に負けない迫力の演奏でピアノが良く鳴っていた。聴衆に聴かせ感動を与えていた。

このエヴァンが使用していたピアノはメーカーが不明。北端はヤマハを、キムはスタインウェイを使用。
良く響く音色を出したエヴァンは響音ペダルを長めに踏みっぱなしで頻繁に左足ペダルを踏んでいた。

最後に演奏した1位のキムは期待が大きかった為か大きな感動は得られなかった。曲目も良くなかった。
僕はブラームスのピアノ協奏曲1番はあまり好きではない。普段から2番の方をよく聴いているのだ。

北端のモーツァルトは失礼ながらモーツァルトの子守歌よろしくコックリと居眠りをして聴いてしまった。
どうも昔からステレオの前でクラシックを聴きながら居眠りをする習慣があって、それが出たらしい。



【仙台フィルの椅子盗り「格付け」ゲーム???^^】

演奏中に仙台フィルの楽団員の方の椅子に違いがあるのを発見。第一奏者の椅子だけが立派なのだ。
コンマスと各楽器の第一奏者の椅子が高級な木製の本革シート、他の楽団員の方はパイプ椅子なのだ。

まるでTV番組「芸能人格付けチェック」の椅子で、一流演奏家と二流演奏家の差別の様で可笑しかった。
他の何処の楽団も皆同じ椅子に座って演奏をしていると思う。仙台フィルだけ何でこうするのだろう?



【仙台市民は音楽にも造形が深く文化的市民だ】

6年前の大会だったと思う、当時の梅原仙台市長が「仙台国際コンに相応しい音楽ホールを造る」と約束。
6年経ってまだ実現していないが、資金などの準備は始まっていると聞く。着工が待ち遠しい限りだ。

音楽の都を自認する仙台市民のクラッシク音楽のレベルは高いのだと思う。音楽を愛し知識も深い。
その辺のオバサン(失礼^^)と話をしても、クラッシクの曲目を即座に当てる人が多く居て驚くのだ。

かなり前のお話だ、中村紘子のイベントがあり曲目を当てるクイズがあった。僕は曲当てに自信があった。
しかし、冒頭1秒で挙手をする人が多数居て、僕は付いて行けなかったのを思い出す。僅か1秒である。



【次回の仙台音楽コンは予選から楽しみたいと思う】

仙台音楽コンの醍醐味は予選からファイナルまで、緊張感の中での演奏者のバトルを楽しめる事だ。
予選からあの演奏者は凄いとか優勝者を予想しながら鑑賞が出来る事だと思う。ガラコンは余興である。

日程的にファイナルが「ベガルタ仙台」の試合と重なる事が多いが、次回は予選から観たいと思っている。
仙台音楽コンの成功の証は入賞者が演奏家として大成する事である。ここから名演奏家が登場して欲しい。