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ノーベル賞吟醸酒『福寿』とiPS細胞技術への期待

 <ノーベル賞晩餐会で出された吟醸酒『福寿』>

 数年前のノーベル賞晩餐会から出されているのだという、日本酒の吟醸酒『福寿』だ。
 このお酒、テレビ等の報道で注文が殺到しているのだという。斯く言う僕もその一人。

 近くの酒の『やまや』(ベガサポ)さんにお願いして、何とか1本を取り寄せて貰った次第。
 同じ日本人のノーベル賞受賞は嬉しいもの。今年の年末年始はこのお酒を頂くことにします。




 <夢の再生医療へ道を拓く細胞の「初期化」の業績は偉大だ>

 植物は接ぎ木や組織培養など「再生医療」が行えるが、高等動物では拒否反応が起こる。
 高等動物でこれを実現する為の細胞初期化の可能性を示したのが同時受賞のガードン博士だ。

 山中教授の研究は、これを〝分化した細胞を「幹細胞」に戻す〟という方法で可能にした。
 全ての細胞は同じ遺伝情報を持ちそれぞれマスキングされているが、これを解除させた。

 全ての細胞へ変化させることが出来る「幹細胞」に戻すという技術はまさに画期的なものだ。
 夢の〝手足や臓器の再生医療〟や〝医薬品の開発期間の大幅短縮〟など期待されるのである。




 <今後は「分化」技術の国際競争が激化する>

 夢の再生医療は〝細胞初期化〟によって大きく前進したが、完成したわけでは無い。
 「幹細胞」を目的の臓器などの細胞に「分化」する技術はまだ始まったばかりなのだ。

 心臓などでは移植が可能なレベルまで来ているらしいが、何しろ200種類もあるのだ。
 骨や筋肉、臓器など多岐に渡るそれぞれの細胞の分化技術を確立しなければならない。

 iPS細胞の再生医療や医薬品開発への応用は国際競争になっていて、それも激化している。
 山中教授が語っていた様に「分化」技術での画期的な方法は次のノーベル賞になるだろう。




 <iPS細胞の応用技術が巨大な市場と富を生み出す>

 再生医療はこれまでの医療技術を医療思想そのものから変えてしまう程に画期的なものだ。
 それだけに、これを新たな産業や市場と捉える動きがあるのは当然で、日本も渦中にある。

 米国などは既に重要な将来の国家産業戦略に組み込んでいる筈である。遅れてはならない。
 米国のこの種の有望な実用科学への投資は桁外れなもので、頭脳流出の原因にもなっている。

 あのOS基本ソフト〝Windows〟の世界制覇の過程を思い起こして見るとその凄まじさが分かる。
 米国は国家を挙げて〝Windows〟の世界制覇を支援したのであり、日本はその犠牲になった。





 <〝トロン〟の悲劇を繰り返すな>

 当時、日本には坂村健・東大教授が開発した国産のOS基本ソフト〝トロン〟があった。
 殆どの国内メーカーはこの公開ソフト〝トロン〟を組み込んだパソコンを生産する筈だった。

 ところが、これに〝報復関税〟などをチラつかせ横車を入れたのが米国だったのである。
 当時の日本政府はこれに屈した、そして日本中のパソコンは〝Windows〟になったのである。

 〝トロン〟は速さや省エネで〝Windows〟よりも格段に優れているというメリットがあった。
 〝トロン〟はその後、殆どの携帯電話の基本ソフトや、エンジン制御用などに使われている。




 <しっかりした国家戦略を持って、iPS細胞技術を活かせ>

 景気低迷と産業の衰退が続く日本、こうした経済の停滞が〝Windows〟以後と重なるのだ。
 日本はしっかりとした〝国家戦略〟を持って〝iPS細胞産業〟の開発競争に臨んで欲しい。

 それには、米国並の〝iPS細胞の技術や産業〟への大型予算の配分が必要であろうと思う。
 〝iPS細胞産業〟を、将来の日本の基幹産業に据える位の国家を挙げた取り組みが求められる。

 〝iPS細胞分化の技術開発〟は今のところ人海戦術である。〝金・人・物〟を掛けた者が勝つ。
 安倍新政権には、この〝iPS細胞産業〟での大型予算と将来の日本の国家計画を要望したい。




<僕の持論だった「食肉工場」も実現するかも>

 〝iPS細胞〟の技術は、僕の昔からの持論だった「食肉工場」をも可能にするのだろう。
 特定の牛や鳥や魚の〝iPS細胞〟を肉だけに分化させ培養して、食肉を工場生産するのである。

 美味しい銘柄の肉を、広大な牧場無しで大量生産する、まさに狭い日本に適した産業である。
 これまでの家畜を育てて殺して肉に卸すという畜産業の根本が変わる。動物愛護にもなる。

 今のところ〝肉への分化〟は完全には実現しておらず、軟骨が混じる状況なのだという。
 こうした〝iPS細胞革命〟は多岐に渡るのであり、将来の日本の基幹産業化が見込まれるのだ。



*前述の〝Windows〟と〝トロン〟については、次の過去記事に詳しく書いています。



*以前のノーベル賞受賞に関する記事は以下のものです。

■幻のノーベル賞(命あっての賞): http://blogs.yahoo.co.jp/ming_sunfield/36322144.html



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