あと1点を獲り返す攻撃力が欲しい(磐田戦) |
<先制するもドローに終わる>
前半は、時折の強い雨の中、両軍ともパスが噛み合わないか守備の意識が強く、シュートも少なくスコアレス。
どちらかというと、ベガルタのペースに見えたが、角田の負傷退場が痛かった。
どちらかというと、ベガルタのペースに見えたが、角田の負傷退場が痛かった。
後半2分、田村の縦パスにヨッシが右からクロス、これを赤嶺がヘッド、バーで跳ね返ったボールを更に頭で押し込みゴール。
素晴らしい連携での流れるようなゴールだった。流石、〝磐田キラー〟の赤嶺、今シーズン8得点目。
素晴らしい連携での流れるようなゴールだった。流石、〝磐田キラー〟の赤嶺、今シーズン8得点目。
しかし、後半25分、駒野のクロスが朴に当たってオウンゴールを献上。
磐田は再三、駒野からのクロスを攻撃の起点にしていたが、DFの内側を突く速いクロスに反応してしまった形、これは朴も仕方が無い。
磐田は再三、駒野からのクロスを攻撃の起点にしていたが、DFの内側を突く速いクロスに反応してしまった形、これは朴も仕方が無い。
問題は、追い付かれたこの後である。
角田の負傷交代と、田村の足攣りでの交代とアクシデントは重なったが、このところ〝終盤での中島の投入が定型化〟しているように思えるのである。
角田の負傷交代と、田村の足攣りでの交代とアクシデントは重なったが、このところ〝終盤での中島の投入が定型化〟しているように思えるのである。
中島は2回ほどCKなどのチャンス・メイクはしたが、スーパーサブとしての投入なら得点が欲しいところである。
終盤で疲れている相手DF陣にとっては、寧ろ、ディエゴの投入の方が脅威ではなかったろうか。
終盤で疲れている相手DF陣にとっては、寧ろ、ディエゴの投入の方が脅威ではなかったろうか。
アウェーで先制して、勝てた試合だったと思う。
勝点1をゲットしたというよりも、勝点2を逃したという感じが強かった試合ではなかったろうか。
勝点1をゲットしたというよりも、勝点2を逃したという感じが強かった試合ではなかったろうか。
<成熟したチームだが、冒険と進化も必要>
現在のベガルタは、テグ・サッカーが成熟期に入っているのだと思っている。
失点が少なく(J1最少失点)、少ないチャンスからのカウンター攻撃で得点を挙げる、ほぼ完成された良いチームなのだと思う。
失点が少なく(J1最少失点)、少ないチャンスからのカウンター攻撃で得点を挙げる、ほぼ完成された良いチームなのだと思う。
足りないと思うのは、やはり得点力である。
逆説的な表現になってしまうが、チーム全員で守っているので失点が少なく良いのだが、カウンター攻撃だけでは得点のバリエーションが少なく、これが欠点にもなっているのではないか。
逆説的な表現になってしまうが、チーム全員で守っているので失点が少なく良いのだが、カウンター攻撃だけでは得点のバリエーションが少なく、これが欠点にもなっているのではないか。
失点が少ない成熟したチームは、手堅い試合が出来、J1での地位を固めるのには適してはいるとも思える。
しかし、J1での上位進出を目指すチームならば、得点力の強化が絶対的に必要な筈である。
しかし、J1での上位進出を目指すチームならば、得点力の強化が絶対的に必要な筈である。
その為には、ある程度の冒険が必要になって来る。
それは、守備が苦手な(?)助っ人ディエゴの投入だったり、若手のFW武藤などの投入だったりするのではないか。
それは、守備が苦手な(?)助っ人ディエゴの投入だったり、若手のFW武藤などの投入だったりするのではないか。
その点、今のジュビロ磐田の新人若手の積極起用は参考になる。2年後や3年後を考えると、磐田は上位に上がって来るのではないか。
例えば、C大阪の若手の積極起用はかなり成功していて、昨年のACL出場権獲得にしても、香川の世界への飛躍や、それに続く乾や家長、清武の成長が良い例だと思える。
例えば、C大阪の若手の積極起用はかなり成功していて、昨年のACL出場権獲得にしても、香川の世界への飛躍や、それに続く乾や家長、清武の成長が良い例だと思える。
テグ監督のベガルタ仙台は成熟した良いチームだが、最終的には、ACL出場などを目指すチームにならなければならないのだと思う。
その為には、負けにくい安定したチームから、冒険にもなるが、ひとつ積み上げて得点力のあるチームにして行くことが求められると思うのである。
その為には、負けにくい安定したチームから、冒険にもなるが、ひとつ積み上げて得点力のあるチームにして行くことが求められると思うのである。
<J1得点ランキング>
赤嶺がトップ10に入っていて、菅井の成長が目を引く。
ここにあと2~3人が入って来るようになれば、確実にチームが上位を狙える筈。
ここにあと2~3人が入って来るようになれば、確実にチームが上位を狙える筈。
磐田戦では、関口の惜しいシュートがあったし、朴の強烈な枠に行くミドル・シュートも見られた。
今後の得点源として、ディエゴの活躍や武藤の挑戦、イケイケのヨッシや、中原の復活、そして柳沢の復権に期待をしたい。
今後の得点源として、ディエゴの活躍や武藤の挑戦、イケイケのヨッシや、中原の復活、そして柳沢の復権に期待をしたい。