ザックジャパン韓国とドロー、アジアカップで優勝を!

 <いい試合だったが、勝って欲しかった>

 韓国 0-0 日本 (ソウルワールドカップスタジアム)

 見応えのあるいい試合でした。
 ザックジャパンは前半は守備的に入って、後半前掛かりになった韓国を攻めて好機を何回か作りましたが、残念ながらドローに終わりました。
 僕的には、この試合への期待が大きかったので、試合後は即テレビを消してふて寝を決め込んでしまいました^^

 日本の先発メンバーはアルゼンチン戦とは少し変わり、ケガで抜けたGK川島→西川、同じくケガのFW岡崎→松井、DF内田→駒野、それに1トップが森本→前田になって他は同じメンバー。
 途中交代メンバーは駒野のアクシデントで出た内田以外では、松井→金崎、遠藤→中村(憲)、香川→細貝と、アルゼンチン戦と合わせて招集メンバーをほぼ全員使うという監督の方針が見えて来ます。



 <逃してしまった最大の得点機から見えて来るもの>

 日本の最大の得点機は後半44分の終了間際で、本田が相手DFからボールを奪ってドリブルを仕掛けた場面だったと思います。
 このとき攻撃態勢に入っていた韓国は3バックのようになっていて、本田はこのDF3人を振り切ってシュートまで行きました。
 ボールは枠を捉えていましたが、相手GKの好守に阻まれてしまいます。

 この場面ではいろんなことが考えられると思います。
 本田がボールを奪ってドリブルに入った瞬間、右サイドには金崎が走り込んでいましたし、左サイドには前田が走り込んでいました。
 そしてどちらもフリーだったわけです。

 この試合での本田は気迫で得点意識が高く、前半にも枠隅への惜しいシュートを放っていました。
 そしてここでも自らシュートを放ったのでした。
 このシュートもGKが左へ飛び跳ねてキャッチするという惜しいものでした。

 しかし、フリーだった金崎や前田にパスするという選択肢もあったのだと思います。
 同じような場面で、左サイドにいた松井にパスしてあわや相手DFのハンドを誘った場面もあったのでした。
 今回もフリーだった前田に対してパスコースが少し空いていたようにも見えました。

 或いは、右サイドでフリーだった金崎へのパスという選択もあった場面でした。
 金崎はシュートするか、ゴールを鋭く横切るパスを本田や前田に出すというプレーが可能だったと思います。

 しかし、本田は自らのシュートを選択したのでした。
 もしもこの場面で、右サイドでフリーだったのが松井だったらどうだったでしょう。
 或いは、左サイドでフリーだったのが森本だったらどうだったでしょう。
 恐らく、僕はどちらかにパスしたのではないかと思うのです。

 特に右サイドが松井だったなら、〝阿吽の呼吸〟でのワンツーをやったのではと考えます。
 つまり、本田が右の松井にパスを送り、自身がゴール前へ突破して松井からワンツー・パスを受けてシュートを狙ったと想像するのです。
 この方が、本田単体のシュートよりもゴールの可能性がずっと高い筈ですし、折角フリーだった右サイドを活かすことにもなるわけです。

 では何故、本田がパスを選択しなかったのかというと、それはやはり選手同士の信頼関係だったのではないでしょうか。
 南アW杯から一緒に闘っている松井とは阿吽の呼吸があるでしょうし、わずか数日前に合流したばかりの金崎にそれは望めない筈なのです。



<ザックジャパンの次の目標はアジアカップでの優勝>

 ザックジャパンにとっての当面の最大の目標は、来年1月に行われるアジアカップでの優勝です。

 その意味に於いて、アジアカップで招集される代表合宿が重要になるのだと考えます。
 上述の〝阿吽の呼吸〟や信頼関係を新メンバーで熟成させる必要があると思うのです。

 今回のザックジャパンの初招集では、ケガなどでDF闘莉王や中澤も居ませんでした。
 代わって守った今野と栗原はアルゼンチン戦に続き韓国戦でもゼロ封を記録し、素晴らしい結果を出してくれました。

 しかし、またあの場面なのですが、後半44分というところで闘莉王が本田の隣に居たならと想像してしまうわけなのです。
 これはまた〝阿吽の呼吸〟もあったでようし闘莉王の〝重戦車〟のような突進を見られたかもと思うのです。

 また、代表引退を表明している中澤にしても、せめてアジアカップまでは出場して欲しいと思います。
 中澤のアジアカップ出場での長い経験は貴重ですし、最年長者としてのまとめ役も必要なのでしょう。
 そうなると、アジアカップでのセントラル・バックスは闘莉王と中澤になるのでしょうか。



 <ベガサポとして関口のアジアカップへの代表招集を占う>

 アジアカップは親善マッチとは違い、試合中での交代枠が6名ではなく3名になります。
 この意味で、途中交代の選手は先発メンバーに次ぐ力のある少数の選手に限られて来ます。
 或いは、ケガなどのアクシデントに備えるスペア選手ということになります。

 そこでベガサポとして気になるのが、関口の動向なわけです。
 アルゼンチン戦に交代出場した関口は、僕の採点では〝5.5〟で正直あまりよい結果を残したとは言い難かったです。
 対するライバルですが、最有力なのが金崎なのだと思うわけなのですね。
 金崎の得点は可も非もない〝6〟だったのだと思います。

 韓国戦で、香川に代わって出たのが細貝でした。
 僕的には関口を期待していたのですが、ボランチの細貝が出たのでした。
 この点については、招集メンバー全員を試すというザッケローニ監督の基本方針だったのだと思いますね。

 関口にとっては挽回のチャンスを逃してしまったのですが、そこはJリーグで頑張っていい成績を残すことで、アジアカップでの再招集を掴んで欲しいと思います。
 代表で関口と同じポジションを争うのは、岡崎、松井、香川、金崎なわけで、前の3人は先発が濃厚でしょうから、Jリーグでの活躍のライバルはやはり金崎なのだと思います。

 ベガサポとして残りのJ1の試合で関口を応援したいですね。
 関口はベガサポの期待の星になりました。
 ベガルタのJ1残留に活躍して貢献して欲しいです。

 そして、アジアカップに多くのベガサポが〝サムライブルー27番のレプリカ〟を着てカタールまで応援に行けるように頑張って欲しいと思います。



 <日本代表はザッケローニ監督で大きく進化出来る>

 先日対戦したアルゼンチン代表のメッシが語ったそうです。
 〝日本の進化に驚いた〟とです。

 ザッケローニ監督が目指しているものは明確です。
 つまり〝攻撃して守る〟ということなのだと思います。

 岡田ジャパンは結果として南アW杯でベスト16(9位)という成果を残しました。
 しかしそれは、オシムジャパンが目指した〝人もボールも動く〟が具現化出来ず、守備的サッカーに戦略変更をしての苦肉の結果なのでした。

 ザッケローニ監督は、岡田ジャパンが出来なかったものを、その初戦からアルゼンチン戦での歴史的な勝利という形で示してくれました。
 それは、岡田監督が完成させていた日本的なチームサッカーの上に、ザッケローニ監督流の哲学と戦略、戦術、技術が上乗せされた結果なのだと思います。
 岡田ジャパンの完成度という土台が無かったら、こうも簡単には出来なかったのだとも思うのです。

 このことは、ドイツ大会で大惨敗した後に出発したオシムジャパンのときとは雲泥の差なのだと思うわけです。
 今船出したザックジャパンでは、日本サッカーに良い歴史の積み重ねと連鎖が行われようとしているのだと考えます。

 ザックジャパンの目標は、当面は来年1月のアジアカップでの優勝なのであり、日本サッカーが世界の一流国として認められることなのだと考えます。
 サッカー一流国とは定義はありませんが、FIFAランクで言うなら20位以内なのではないでしょうか。
 ザックジャパンのアルゼンチン戦と韓国戦を観て、それが十分可能なのではないかと大きな勇気をもらったのでした。




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