VueとShadeの互換性問題

 僕が使用しているCGソフトは、VueとPoserとShadeの3つである。
 CGを作成する際には、これらのソフト間でフィギアやオブジェをエクスポート、インポートさせる必要のある場合がよくある。 

 このうちPoserからVueへのインポート、およびPoserからShadeへのインポートについては互換性がある。
 メーカーの仕様書でもそれを謳っていて、若干の質感の調整を行えば良好に使える。

 しかし、ShadeからVueやPoserへインポートさせる場合には問題がある場合がある。
 下の絵は、Shadeで作られているゼロ戦のモデルをVueにインポートさせた場合のものである。


イメージ 1


 レンダリングされたゼロ戦に四角い突起が沢山出ている。
 これはブーリアンと呼ばれるもので、穴を開けたり合成させたりするのに使うものである。
 ShadeとVueの互換性が完全でないために、このようになってしまうと考えられる。

 この現象は、ShadeからPoserへのインポートでも起こる。
 但し、元々PoserやVueで作られているものを、一端ShadeにインポートさせてPoserやVueに戻す際には起こらない。

 このような互換性の問題の原因は、それぞれのCGソフトでのブーリアンの構造に違いがあるためと考えられるのである。
 即ち、インポートさせる際に、その構造の違いまでを変換出来ないためにこの現象が起こるということである。
 また、Shadeでは開曲面構造についてもブーリアンを構築出来るが、Vueでは閉曲面でしかこれが出来ないことも原因のひとつである。

 ShadeからVueへブーリアンをインポートさせるのには、Shadeでの設計図の部品のひとつひとつをVueに適合出来るように書き換える必要がある。
 僕はこれを試行錯誤で行ったが、Shadeの設計図をよく細部まで理解し、部品のひとつひとつを丹念に書き換えないといけない。

 今回のゼロ戦は他人が作成(購入)したものなので、その構造の細部を理解するのは大変であった。
 僕がShadeでモデリングをする際には、最初からVueにインポート出来るような仕様で作成をするのである。

 下の絵は、根気のいる作業の結果、上の絵の様だったゼロ戦をVue仕様に書き換えインポートさせたものである。
 インポートの後で、若干の質感の調整を行っていて、ほぼ完全な美品に仕上がっている。(と思う^^)


イメージ 2


 何故、このようにShadeで使えるものをわざわざVueにインポートさせるかといえば、Vueの背景創作の能力がShadeでは満たせないためである。
 今回のように、ゼロ戦をいろいろな背景の中を飛ばしてみたいと考えると、やはりVueにインポートしないといけない。
 Shadeは3DCGのモデリングを行うのに優れたソフトなのであるが、やはり、元々VueやPoserとは言語が違うということを理解していないといけない。