ベガルタ昇格ラインの計算

 今年のJ2も残り12試合となっている。
 ベガルタは現在6位と低迷。
 ここ2ヶ月の9試合で僅か1勝しかしておらず、7月と8月の夏場で今年も失速してしまった感じだ。
 可能性の話になるが、J1昇格を果たす為には、残りの12試合のうち何勝しなければならないのであろうか。


<1位と2位に追いつくのは殆ど不可能>

 現在首位の広島はあまりにも別格なので省略する。
 2位の山形のがこのまま調子を落とさずに、最終戦まで行ったとしてみる。
 山形の31試合を終わっての勝点は57である。すると、1試合平均の勝点は1.84。
 このペースで最終戦まで行ったとすると、勝点は77.24になる。
 現在勝点が46のベガルタが残り12試合で勝点を78にするのには、その差の勝点32を獲得しないといけない。
 これは残りの12試合で11勝以上するか、10勝2分0敗以上という殆ど不可能に近い勝率になる。
 ベガルタが2位に上がれる可能性は殆ど無いということである。


<3位になるのには勝点72(8勝以上)が必要>

 3位までに昇格の可能性がある。(3位はJ1入替戦で勝てば昇格が出来る)
 現在3位の湘南で上の山形と同じ計算をやってみる。
 すると、最終戦での湘南の推定勝点は71.40になる。
 ベガルタが勝点72以上になる為には、残りの12試合で9勝以上するか、8勝3分1敗以上が必要になる。
 つまり、ベガルタがJ1に昇格するのには、最低でも12試合で8勝しないといけない。

 これはもう、ミラクルの世界であろう。
 3位の湘南や4位の鳥栖との直接対決がどうのこうのという話ではない。
 兎に角、8勝しないといけないのだ。


<次の福岡戦で勝てなかったら、監督は更迭>

 残り12試合のチームとの対戦成績は以下のようになっている。

 2勝   鳥栖
 1勝1分 広島 草津 甲府 横浜 岐阜 水戸
 1勝1敗 福岡
 2分   熊本
 1分1敗 湘南 大阪 愛媛
 0勝2敗 なし

 過去に1勝でもしているところには必勝が必要で、且つ、負け越しているチームには最低でも引分けでないといけない。

 かなり厳しい現実である。
 手倉森監督は分かっているのだろうか。
 次の試合の福岡戦で勝てなかったら、監督は替わるべきではないだろうか。
 もう遅いかも知れないが、戦術の抜本的な変更が必要な筈。
 その為には、監督の交代しかない。

 残り12戦で8勝というミラクルを起こす覚悟を持って、福岡戦の勝利を勝ち取らないと手倉森監督は更迭である。
 チーム一丸となって、絶対に、勝利を勝ち取らないといけない!
 もしも、ベガルタが次の監督を準備していないとしたら、それはもう今期は捨てたということなのかも知れない。
 



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