死亡遊戯

 結局、僕が死ぬことでしか終わらないらしい。
 悲しいが、君たちは依然としてその活動を続けているのだ。

 そして、僕もまだ生きている。
 もう、とっくに死んでいた筈なのに・・・

 何がなんだか分からないままに、死んで行くのも辛い。
 どうして、僕がこんな目に遭っているのか教えてもくれない。

 僕が知らぬ間に、勝手な法律が出来て、こうなっているのだろうか。
 そうだとしたら、それを廃止して欲しい。それが、僕の願いだ。

 どうして、国家が個人である僕をこのようにしているのか。
 迫害を受け続けて死んだ、あのユダヤ人のアンネのような気分なのだよ。

 人の人生をさらけ出し、或いは操作をして、恥をかかせ続けている。
 僕の人生は、君たちによってめちゃめちゃに踏みにじられているのだ。

 君たちはそれを止めない。
 否、むしろそれを正当化させようとしている。

 僕の全ての情報は君たちの中にあるのだろう。
 それをどのように操作しようと、きっと自在なのだろうよ。

 僕の望みはただひとつ。君たちのその行為を止めさせること。
 残された人生だけでもいい、君らと関わらずに、静かに過ごしたいのだ。

 しかし、君たちが止めないから、僕が死ぬことでしかそれを終わらせられない。
 君たちに恨みを込めて、僕は命を絶つしかない。

 こんな非情なシステムを作ったのは、いったい誰?
 法律に基づいているのなら、おそらく政治家たちなのだろう。

 当時の政権与党、そう自民党の政治家たちなのだろう。
 名前も薄々分かって来る。当時の権力者たちに決まっている。

 僕の恨みが分かるかい?
 人生を、一生を奪われた恨みというものが。

 僕が死んだ後、君たちにもダメージを与えなければ、死んでも死に切れない。
 おそらく僕が死んだ後、マスコミの一部、または多くが騒ぎ出すだろう。

 僕という個人を、国家がこのようにしてしまった顛末を報道する。
 もう、その準備をしている報道機関もあるのかも知れない。

 法律が制限していた、僕の実名の生の報道をやり始める。
 そして、僕を死に追いやった君たちを糾弾するだろう。

 その時、自民党や僕に関わった中央官庁の幹部らは制裁を受けねばならない。
 自民党は、その名前すら消滅することになるかも知れない。

 マスコミの力は大きいと思う。そうでなければならない。
 そのマスコミも、僕への迫害に大きく関わって来たのではあるけれども。

 僕の情報を操作し、僕の虚像を作って来た君たち。
 しかし、その化けの皮が剥がされて来ている。

 ブログというものを、想像だにしなかったらしい。
 僕は、何もかもぶちまけてしまう手段を手に入れた。

 君たちが僕にやって来たことは間違っている。
 どのように正当化しようとも間違っている。

 死亡遊戯。
 これが君たちの非情なシステムの終着点。

 君たちが止めないから、僕自身が止める。
 君たちに、一生の恨みを込めて、僕が終止符を打つ。

 僕が死ぬことで、この遊戯は、やっと終わりになる。
 そして、僕は、やっと君たちから解放される。

 でも、出来るらば、僕が生きているうちに、僕を解放して欲しかった。
 そして、僕が生きているうちに、僕に謝罪をして欲しかった。

 叶わないのか、残された人生だけでもいい、静かに過ごさせて欲しかった。
 君たちから謝罪すらないまま、死んで行くのはとても辛いことなのだよ。




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