どうなるボルジェス?

 2006年のJ2得点王で、ベガルタ仙台が保有権を持っているあの「ボルジェス」の去就に注目だ。
 2007年は、恐らく金銭的な問題であろうが、サンパウロFCにレンタルに出されていた。
 得点王のFWをレンタルに出す位、ベガルタには余裕など無い筈。資金繰りの問題としか考えられない。

 そのボルジェスが、この12月31日でレンタルの期限を迎えるらしいのだ。
 そのままであれば、来年1月1日からは自動的にベガルタ選手ということになる。
 しかし、選手として使うのにはやはり資金が問題となる。

 本来、ボルジェスはヨーロッパのどこかチームに売却して、その資金でロペスやジョニウソンを契約更改する予定だったらしい。
 ところが何処とも話がまとまらず、ロペスとジョニウソンは退団。そして、どうやらロペスは以前から話のあった横浜Mと契約したという。

 J2得点王のFWで、保有権を持っていて、資金が無くて使えない。こんな馬鹿げたことが現実なのである。
 この責任は明らかに経営側にある。有力なスポンサーを獲得出来ないことにある。
 今年2007年だって、ユニフォーム背中のロゴのスポンサーが見つからず、シーズン途中までロゴの無い状態だった。
 もしも、最初からそのスポンサー資金があったなら、ボルジェスをレンタルに出さないで使えたかも知れない。
 ボルジェスがFWとして活躍していたら、悲願のJ1昇格だって達成出来ていたかも。

 今のベガルタの2008年体制では、強力なFWと司令塔パサーが居ない。ボルジェスとロペスがそれに相当する筈だ。
 ロペスが駄目なら、せめてボルジェスをと思わずには居られない。
 強力なFWは、決定力の点で絶対に必要だと思う。
 「スポンサー様」の獲得をも含めて、今後のボルジェスの動向に注目して行きたいと思う。

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