
画「A Night View of Shanghai」
当ブログへの訪問者が3000名を突破しました。ほぼ2ヶ月での達成はそんなに早いものではないと思いますが、一応、ひとつの区切りとしてご報告しておきます。
さて、新しいCGを作ろうとVueに向かったのですが、実はうまくいきませんでした。
上海の夜景の上空に飛行船を浮かべようと作成にかかったのです。ところが、CGソフトの限界というか、実在する景色をCG上に再現するというのはかなり無理があるわけです。
そこで、似た景色をということになります。いつものパターンで、実在の景色よりも架空の景色の方がずっと楽に作れるわけです。
しかし、作ってみて、満足出来る精度というか細かさを追求することがかなり大変なことに気づきました。上海の夜景の写真と比べると、かなり見劣りするレベルの仕上がりにしかならないのです。
というわけで、今回は上海の夜景には「フリーの写真」を背景として使用しました。写真を画像処理して、Shadeの背景として入れ込んでいます。
飛行船の反射像を海に映す技も可能だったのですが、今回は反射像は入れていません。(この手法は過去作品「Mt.Matterhorn」などで使っています)
ここでひとつのアイデアがあります。2次元の写真を元に3次元CGを作る方法についてです。
2次元で撮られた写真というのは、ある一定の完成度を持っていることが多いです。多いというのは、ひとつの作品として撮影している場合が多いからです。つまり、撮影のアングルであったりとか、場面の切り取りであったりとかが吟味されて撮られているわけです。
これをこのまま3次元に出来れば、あとはVueなどのように、時間や季節、天候、カメラの設定などを変えていろいろな変化を付けたり出来ます。
2次元画面を3次元空間に変えるのは、不確定な要素、つまり1次元分が不明なために不可能に思われます。しかしです、ある一定の方向から見た風景のみならば可能でしょう。
前述のように、写真などはある程度良いアングルから撮られていることが多いですから、映っているところだけを3次元化するのです。
2次元の写真から、見えている部分だけを3次元化させるソフトを開発するわけです。
出来た3次元空間には見えている部分の表側しかなく裏側や陰の部分がありません。ですから、ひとつのアングルからのレンダリングしか出来ません。
しかし、時間や季節、天候、カメラの設定などを変えることが出来ます。
昼間の写真を夜景に変えたり、夏の写真を雪景色に変えたり、カメラの画角やピントを変えることも出来ます。
あるいはVueのように、いろいろな雲や太陽を加えたり、人や車や飛行機をインポートさせたりも出来ます。
実在する山や建物を、片面だけですが、2次元の写真から3次元化することが出来ます。
このようなCGソフトがあったらいいなと思いました。
僕にCGソフトの制作技術があったなら、作って特許でも取得して販売が出来たりもするのでしょうが。面白いアイデアだと思いますよ。どこかのソフトメーカーさん、買っていただけませんか。
http://www.akira-hino.jp/new_page_196.htm

コメント