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  題「CGトリック画」 <CGアートな時間>
  画「Departure to a Night Flight」

 昔むかし、私が作ったCG画の登場です。

 やはり、タイタニック号という飛行船なのですが、制作方法が今とちょっと違います。
 形も違っていて、巨大な飛行船にタイタニック号の模型が吊るしてあります。アークパイロットという名前から、タイタニック号を飛ばしたかったのですが、それには巨大な飛行船が必要というわけです。

 この内、上側の飛行船と背景の空は3DCGソフトをそれぞれ使って作成し合成してあります。
 タイタニック号の模型は、最初、3DCGソフトで作成しようと思い立ったのですが、あまりにも壮大な計画だと気づいて、この絵ではプラ模型の実写を撮り合成してあります。
 また、タイタニック号の明かりは、プラ模型に明かりがあるのではなく、後から画像を修正してあります。

 まあ、3DCG画には違いないのでしょうが、一種のゲリラ的手法のトリック画だと思います。
 作品自体はどうでしょうか。光線の強さや影の向きを統一してあるので、実在感のある絵にはなっていると思うのですが。

 現在のCG画は、タイタニック号を3Dモデリング可能な形状にデザインして、作画のすべての作業をパソコン内の仮想空間で出来るようにしてあります。
 それにしても、タイタニック号を3Dで作ろうなんてとんでもないですよね。多分、実用的なアップの画像に耐えられる精密度だと、1年かかっても出来ないでしょうね。