CG : The human brain's storage capacity is smaller than a USB memory
人間の脳の記憶容量は1GBしかない。数十年前なら凄い容量だが、最近ではUSBメモリーより少ないのだ。
数千円で買えるUSBメモリーでも32GBの容量がある。スマホだったら1TB(1000GB)のものまでがある。
では、人間はこの小さな記憶容量をどうやって使ているのだろう。絶えず“上書き”しながら使ってるのだ。
必要な記憶を残し不要な記憶を“忘れる”事で空き容量を作り、常に上書きしながら使っているのである。
人間の脳は記憶する為の装置ではない。“忘れる”という生理現象で脳の記憶容量のパンクを防いでいる。
これに対してコンピュータはいくらでも記憶容量を増やす事が出来る。そして忘れる事は決してないのだ。
ここで大学受験や資格試験を考えてみよう。試験当日は反復学習をした内容をかなり記憶しているだろう。
しかし、数日後にはかなり忘れている。1カ月後には半分も覚えていない。半年後には殆どを忘れている。
個人差もあるだろうが、人間である限り“忘れる”という記憶の上書きは生理現象であって誰にでもある。
大学受験や資格試験に“一過性の記憶力”を試して判定しているという制度上の“矛盾”も考えてしまう。
人間は既に記憶力だけでなく“AI”という自らが創造した技術に負けている。多くの人が職を奪われ出した。
ChatGPTは人間が長い時間を掛けて作る小説や技術解説書の長文の文書もあっという間に作成してしまう。
AIアナはAI(ChatGPT)が作成した、人間なら噛んでしまう原稿でも全く間違えずに正確に読む事が出来る。
AIライターやAI小説家、自動車や電車、旅客機のAIによる自動操縦、AIによる映画制作なども出現している。
全ての法律や判例を正確に記憶し依頼者に無料で助言してくれるAI弁護士も間もなく出現して来るだろう。
こうしたAIの社会進出によって“仕事を奪われる人間”が溢れて来る。数年後には半分以上の人が失業する。
大統領や首相などをAIが務めた方が“平等”に“私利”を持たずに務められる“AI首長社会”も考えられる。
やがて人類はAIに支配される事になる。AIの奴隷になるかも知れない。全ての能力でAIに敵わないのだ。
戦争もAIがやる。AI戦闘機、AI戦車、AI軍艦が自律して作戦を立て戦争をする。自律して人間を殺傷する。
こうしたAI社会は目前に迫っている。これを見据えてEUでは人類の優越性を守る為の『AI法』が施行された。
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