『メタボリックシンドローム』は内臓脂肪の蓄積と代謝異常で心臓病や脳卒中などのリスクを増加させる。
その原因は長期的な生活習慣の乱れ(食べ過ぎ・偏食、運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒)が要因。
心臓病や脳卒中など成人病患者が増える事は、本人や家族の将来の生活だけでなく国の医療財政も圧迫する。
宮城県は『メタボ』の該当者および予備軍の割合が高く「脱メタボ!みやぎ 健康3.15.0宣言」を掲げている。
この中には“食べ過ぎ”や“偏った食事”を避け「脂肪」や「塩分」の摂り過ぎに注意する事が含まれる。
『ジャンクフード』とは「脂肪」や「塩分」、「炭水化物」などを多く含む“ 嗜好性”が高い食品である。
「ハンバーガー」「フライドチキン」「ピザ」「ホットドック」「カップラーメン」「ポテトチップス」など。
僕はこれに国民的食である『ラーメン』が含まれると考えている。「脂肪」や「塩分」、「炭水化物」の塊だ。
『ラーメン』一杯で1500kcalを大きく超える物もありメタボの原因である“食べ過ぎ”にも該当している。
『ラーメン』は美味しいので“嗜好性”も高い。しかし『ラーメン』を毎日食べたら間違いなく病気になる。
ところがである、例えば宮城県内の地方局テレビでは毎日の様にラーメン店を訪れ『ラーメン』を宣伝する。
アナウンサーやリポーターは美味しそうに『ラーメン』を食べ食リポで伝え、県民に『ラーメン』を勧める。
『ラーメン』の食リポの度にリポーターなどが“完食しました”と汁まで全部飲み干して魅せるのである。
若い女性にとって『ラーメン』1杯分の“カロリー”や“脂肪”、“塩分”、“炭水化物”は凄まじい量だ。
「こんな害悪的な宣伝はないだろう」といつも思いながら番組を見ている。県民(国民)の健康に害悪だ。
“脱メタボ!”の観点から、逆に「健康の為に『ラーメン』の食べ過ぎに注意しましょう」なのではないか。
この取材でのアナウンサーやリポーターは本当に『ラーメン』を汁まで全部を飲み干しているのだろうか。
“いる”のならまさに不健康な食事である。“いない”のなら“偽りの取材”(やらせ)で問題であろう。
本当に『ラーメン』を汁まで全部を飲み干しているのならそのリポーターは大変だ。頻繁に“完食”なのだ。
恐らく、そのリポーターは拒否すれば“クビ”なるかも知れないとやっている。これは“パワハラ”に当たる。
こうまでして地方局テレビは『ラーメン』を県民に勧めている。これは“脱メタボ!”に反してはないか。
地方局テレビは県民に『メタボ』の増進を促しているのだ。これは“ダブルスタンダード”ではないのか。
“ダブルスタンダード”は失敗すると僕は考えている。相反する事を同時に進めたらどっち取らずになる。
“県民(国民)の健康”が優先である事は自明である。ならば“脱メタボ!”に即した番組にするべきだ。
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