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この写真は3日前の大相撲の霧島ー北勝富士の取り組みでの珍場面。行司木村容堂が転んでしまっている。

大関霧島とぶつかり吹っ飛ばされたのだ。木村容堂は急いで烏帽子を被り直し草履を探して履き直した。

 

この間、取り組みは続いており幸いにも二人の力士は土俵中央で動かなかった。霧島が寄り切りで勝った。

だが行司と力士が衝突したのであり、行司は吹っ飛ばされ転び、装束を整え直すという間の影響はあった。

 

近年、AI技術の進歩が目覚ましい。映像やセンサーで捉えて判定する“AI審判”も可能になって来ている。

相撲の場合は伝統的儀式であるという面があるが、他のスポーツ、例えばサッカーではAI審判は可能だ。

 

最近ではボールにセンサーを埋め込みゴールの判定をしたり、VAR判定制も導入されて誤審を防いでいる。

サッカーは元々いい加減なもので“三笘の1ミリ”など昔は考えられなかった。科学の進歩がもたらした。

 

僕は最近“AI審判”なるものを考えている。多くのテレビカメラやセンサーでAIが試合の判定をする。

人間の審判は“誤審”をするし“試合を仕切る”し“判定基準が曖昧”である。時として“障害物”になる。

 

選手が試合ごとに主審の判定基準を見分けたり、コミュニケーションを取ったりなど本来は不要な労力だ。

選手が主審にぶつかったりボールが当たったりする事も多くある。ピッチ上の審判は障害物になっている。

 

“試合を仕切る”主審は最悪だ。仕切っていること自体が試合に影響を与えている。例えば“中東の笛”だ。

オフサイドの判定など観客席のサポの方がよく見えている。全力疾走しながら判定するのには無理がある。

 

今の科学技術ならばピッチ上に審判が居ない映像とセンサーで判定する“AI審判制”が可能だと考える。

審判員はVAR室の様な場所に居てAI審判の補助をする。AI審判は判定が速く、正確であり公平である。

 

タックルなどでのファウルの判定も様々な角度からの映像でAIが判定を下す。基準が一定でブレない。

“三笘の1ミリ”の様な判定もセンサーでミリ単位で正確である。ゴールの判定では特に重要で有効だ。

 

選手が主審とコミュニケーションを取る必要も無い。AI審判は常に冷静沈着であり公正な判定をする。

試合をコントロールもしないからひと試合でカードが二桁も出る事もある。選手側の自制が求められる。

 

“AI審判制”のシステムが構築されれば“コスト”の問題になるが、実用的なコストダウンは可能だ。

世界中の何千というスタジアムで同一のシステムを設置する事で大幅なコストダウンが可能な筈である。

 

ピッチ上で威張っている主審は必要なくなる。我々が必要なのは審判ではなくて“ルールの遵守”である。

例えばピッチ上や観客席での選手への“誹謗中傷”の発言も見逃さない。AI審判が特定しカードを出す。

 

もしも僕に十分な資金力があったなら、このサッカーの“AI審判制”のシステムを開発して実用化する。

否、何処かの企業が取り組んでも良い。選手は試合に集中出来るし、このシステムでテレビ中継も出来る。