CG : Paper airplanes used advanced technology
少年時代に誰もが作った事がある折り紙の紙飛行機。意外だが実はこれに最先端の航空技術が使われていた。
紙飛行機を飛ばすとき“翼の端を折り曲げて立てる”とよく飛ぶ事を僕らは経験的に知っていたのである。
これは現代では科学的に解明されている“ウイング チップ プレート”(翼端板)と呼ばれる技術である。
翼の後方には渦気流が発生して抵抗となる。“ウイング チップ プレート”は気流を整流して抵抗を下げる。
これによって旅客機の場合、燃費が4~5%も改善するのだという。最近の旅客機はこれを採用している。
ここで驚くべきは、この最新の航空技術が子供の遊びである“紙飛行機”で使われていた事なのであろう。
“ウイング チップ プレート”が使われ始めたのは21世紀も10年も過ぎてからだ。つい最近の事である。
子供の遊びをローテクと馬鹿には出来ない。最近の航空機の操縦技術がテレビゲーム化している事実もある。
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