The butterfly effect seems real

CG : The butterfly effect seems real

 

 

『バタフライエフェクト』とは蝶が羽ばたく程度の小さな撹乱でも遠くの気象に影響を与える譬えである。

気象学者ローレンツがコンピュータへの僅かな入力の差で気象予測に大きな影響があった事から命名した。

 

『バタフライエフェクト』は僅かな観測誤差がある限り精密な気象予測がカオス的に予測困難な事を示す。

こうした“例え話”に使われた“蝶の羽ばたき”が、最近、実際の気象に影響のある可能性が分って来た。

 

ハンティング氏らの研究で、ミツバチの群れの電荷が積乱雲の8倍もの電荷を帯びる事が分かったという。

『バタフライエフェクト』即ち、これは“昆虫の群れ”が気象に大きな影響を与える可能性を示している。

 

日常生活で比喩的に使ってる『バタフライエフェクト』だが、現実に気象に影響を与える現象だったのだ。

しかし同時に気象の予測がカオスの世界である事も暗示しており、蝶の羽ばたきで予測が変わるのである。

 

この事は“完璧な気象予測”が不可能である事を意味する。どんなスーパーコンピューターでも不可能だ。

現代の天気予報でも“天気中継”や“天気回顧”になっている現実も納得出来る。“下駄”レベルなのか?