
5日朝、奈良県生駒市を流れる竜田川などで、川の水が緑色に変色しているのが見つかって話題になった。
生駒市は原因を査中で、現場に赤い粉末が残っていて水に溶けると緑になるという。入浴剤とも思える。
ところで「竜田川」と言えば、小倉百人一首の在原業平の有名な歌が思い浮かぶ方も居るかも知れない。
ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは
訳)神代の昔にも聞いたことがない。竜田川の水の流れを深紅にくくり染めにするとは
この歌には有名な“異訳”もあって“ちはやふる”とか当時の業平の恋愛状況などから推察をしている。
二条天皇の妃に恋をした業平が身分の違いを越えて竜田川に散り流れる紅葉の様に激しく思い続けます。
この業平の歌の竜田川は上の写真の堀の様な小さな川である筈もなく、合流下流の大和川だと言われる。
江戸時代の竜田川(大和川)は下の浮世絵に描かれている。平安時代は流れや水量が変わっているかも。
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