Glenn Gulde Partitas

「坂本龍一」のGLENN GOULD GATHERING』で書いていたが、今、グレン・グールドに浸っている。

グレン・グールドはかなり以前にバッハ『ゴールドベルグ変奏曲』はよく聴いていたが、他の曲は知らない。

 

今聴いているのは『バッハ パルティータ集』だ。ソナタは無しで、パルティータだけを6曲演奏している。

元録音は1959年録音のマスターテープで、それを2022年に24bit/96kHzでリマスタリングしている。

 

しかし、僕はこれを更にDSD256にアップコンバートして聴いている。聴き比べると明確に高音質になる。

経験上、音質は DSD256 > DSD64 > 24bit/348kHz > 24bit/96kHz > 16bit/48kHz である。即ちDSD>PCMだ。

 

同じデジタルでもDSD方式とPCM方式では明らかにDSD方式が音楽の再生方法として音質が上である。

僕はLPレコードのアナログ的な音の滑らかさをCDは再現出来ておらず、この点で劣っていると考える。

 

PCM方式は音が滑らかでなく音の繋がりがが不連続に感じられるのだ。これは僕の耳だけなのだろうか?

その点でDSD方式の方は音がアナログ的に滑らかに感じられるのだ。PCM方式のCDは前から不満だった。

 

この『バッハ パルティータ集』も原盤の24bit/96kHzとアップコンバートしたDSD256でははっきり違う。

リボンツイーターの高域の透明感が違う。低音もソリッドに旋律までも聴かせる。1ランク上の音になる。

 

おっと、音質の話にばかりになってしまった。グレン・グールド、素晴らしい。64年前の録音と思えない。

ピアノの音がカチンと決まりまるで1本数十万円のスピーカーで聴いている様な気がする。(また音の話だよ)