![Duke Ellington - Take The 'A' Train (2017) [DSD128]](https://livedoor.blogimg.jp/arkpilot/imgs/1/1/112ba5d2-s.jpg)
往年のジャズピアノの巨匠「デューク・エリントン」のアルバム『A列車で行こう』のハイレゾ音源盤だ。
今回はそれのPCM : FLAC 24-bit/88,2 kHz盤とDSD : DSD128 1 bit/5,6 MHz盤を用意し聴き比べてみた。
PCM方式は透明感のあるデジタル音が特長だが、DSD方式はアナログ的な滑らかな音が特長だとされる。
DSD128とは透明感がCDの128倍という意味で、アナログとデジタルの両方の良さの音が期待できる。
音源ファイルの大きさだが FLAC 24-bit/88,2 kHz盤が555MBなのに対し、DSD128盤は3.11GBもある。
再生装置はパソコンのHQ Player→DACがDENON DA-300USB → スピーカーがAirpulse A100となっている。
聴き比べて、音の差は歴然である。圧倒的にDSD128盤が優っている。音の密度やリアル感がまるで違う。
「Satin Doll」のピアノの定位がしっかりしクリアで濃密な演奏が楽しめる。ピアノが塊として聴こえる。
「Blow By Blow」でのサックス、「VIP Boogie (Jam with Sam)」でのトランペットでも圧巻の違いがある。
DSD128では“スイングするジャズ”が楽しめる。昔のアナログLPレコード盤の様なオーディオ感だ。
僕はCDを初めて聴いた時にその“淡白さ”に失望感を抱いたものだ。DSDはそれを払拭して余りがある。
今、欧米や日本でもアナログLPレコードの人気が復活している。僕が抱いていた感覚と同じなのだろう。
01 – Take the “A” Train
02 – Satin Doll
03 – Things Ain’t What They Used to Be
04 – Blow By Blow
05 – VIP Boogie (Jam with Sam)
06 – The Good Years of Jazz
08 – New World A-Comin’
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