CG : Jan Lisiecki
遂にCGを作っちゃいました。昨年発売『ショパンエチュード集』を聴いて虜になってしまった「リシエツキ」
やっと「ポリーニ」版を超えるピアニストが登場したか。グラモフォン半世紀ぶりの同曲集の発売となった。
正確無比で完璧な「ポリーニ」に対し、歌曲を流麗に歌い上げ聴かせる「リシエツキ」と言ったら良いのか。
一聴して素晴らしいと感じ、それが次から次へと連続的に感動を与え続けてくれ、全く堪らない演奏なのだ。
指使いやテクニックが正確で速いというだけではない。音楽を大枠で捉えながら歌い上げている感じがする。
協奏曲でもオーケストラをリードし彼の音楽の中に引き摺り込んでいる感じ。まるでピアノを弾く指揮者だ。
ポーランド系の両親を持つカナダ人で、ショパンを弾く環境にも恵まれているが、モーツァルトがまた良い。
モーツァルトのピアノ協奏曲20&21番などは演奏家によっては退屈になるのだが、彼のは感動の連続だ。
「リシエツキ」の演奏は僅か数日前に初めて聴いたのだが10枚も無い彼のアルバムを既に6つ持っている。
つまみ食い的に聴いているが、どれを聴いても素晴らしい感動でいっぱいだ。久々の名ピアニストの登場だ。
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