
イサーク・クエンカ(鳥栖)

中野嘉大(元仙台)
前回は角田誠(元仙台)と板倉滉(元仙台)が戸田和幸(元日本代表・解説者)に似ているという指摘をした。
今回は、元仙台の「中野嘉大」と鳥栖の「クエンカ」が似ている、という事について考えてみたいと思うのです。
中野嘉大とクエンカはどちらも左のサイドハーフやシャドーでプレーをする事が多く、プレースタイルが似ている。
クエンカはバルセロナなどで活躍した選手で現在は鳥栖に所属。中野は川崎から仙台、現在は札幌に所属している。
どちらもドリブラーで、相手DFと対峙した後これを抜き去ってシュートを放つというプレーが得意に思える。
中野が仙台に川崎からレンタルで来た時には、これまでの仙台には居ないタイプのドリブラーとして評判になった。
そして、鳥栖にやって来たクエンカをユアスタの間近で観た時、中野嘉大にとても似ていると直感したのだった。
否、順番から言って、中野がクエンカに似ていると言うべきである。もしかしたら、中野はクエンカを手本にしてる?
相手DFを前にした時の構え方やボールの運び、展開の仕方、ドルブルに移っての抜き去り方がそっくりなのだ。
クエンカがユアスタにやって来た時には、中野は札幌に移籍していて同じフィールドでの比較は出来なかった。
中野嘉大とクエンカは身体的特徴が似ているかも知れない。元々プレースタイルが似ていて中野がそれに気付いた。
もしかしたら、そういう事かも知れない。その後、中野がクエンカのプレーを研究して習得したのではないだろうか。
この件については異論もあるかも知れない。しかし、プレースタイルが似ている選手というのは多く存在している。
よりプレーが上手く成りたいという選手(全員だ)は、より上手い選手のプレーを研究し盗んで成長するものだ。
ついでなので、中野嘉大選手のあるエピソードを紹介したい。昨年のベガルタ仙台の選手激励会での出来事である。
中野選手と一対一でお話をする機会があって、移籍の話をしていたら「ずっと仙台でやって行くつもりです」と回答。
ところがその数日後の事、「中野嘉大選手が札幌へ完全移籍」という発表があった。完全にウソをつかれたのだった。
勿論、情報秘匿だったのだろうが「仙台での活躍を期待し応援します」と言ってしまったのを後悔し立腹したのだった。
偶然だが、明日、仙台はクエンカの鳥栖と対戦する。そして翌々週には中野選手の札幌と対戦する。どちらもアウェーだ。
仙台のクエンカ対策と中野対策は似ているのかも知れない。仙台と鳥栖は降格圏で競り合っている。仙台も勝利が必須だ!


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