CG : JMSDF fleet will be annihilated in one day
<海空自は1日で壊滅する>
筆者が指摘していた事が現実に。米国による「台湾有事での戦闘シミュレーション」が公表されたのだ。
中国軍による台湾進攻が2026年に行われた場合のもので数十のパターンでの図上演習の結果である。
その中で最も可能性の高いパターンでの結果は衝撃的だ。最終的には中国軍を撃退し台湾は防衛される。
しかし、戦闘開始1日目で台湾軍の航空戦力と海上戦力は壊滅、中国軍の上陸を許し米国の支援で戦う。
中国軍は台湾軍を支援する日本の自衛隊をも攻撃する。自衛隊は112機の戦闘機、26隻の護衛艦を失う。
自衛隊員約8000名が死傷するというがこれは被弾した護衛艦乗組員や陸上対空部隊の隊員が主であろう。
中国軍の「弾道ミサイル」や「巡航ミサイル」による攻撃で、海自の護衛艦は何も出来ずに撃沈される。
筆者が予想していた通りだ。「イージス艦」は何の役にも立たない。只の“標的艦”になってしまった。
<ゼロ戦や戦艦大和が再び>
今から20年前、「F-15戦闘機」や「イージス艦」を擁した自衛隊は中国軍に対して“無敵”であった。
「F-15」は1機で中国軍戦闘機5~6機が束でも勝てた。「イージス艦」も中国艦に圧倒的優勢だった。
それが現在は上記のシミュレーションの通り完全に逆転されている。ゼロ戦と戦艦大和を過信し過ぎた。
中国軍の異常なまでの国防費増強にも高を括っていたか。防衛装備の先進化を怠って来た結果であろう。
<台湾有事での米国の思惑>
中国軍の急速な近代化は米国にとっても脅威になっている。中国軍のミサイル射程圏内の台湾で劣勢だ。
中でも「空母キラー」(対艦弾道ミサイル)は脅威で、海軍主力の「空母打撃群」は台湾に近づけない。
上述のシミュレーションでは日本の海自艦隊は“囮”部隊としてのみ機能している。無駄弾用の標的だ。
こんな護衛艦には乗っていたくないね。只の標的なら誰も乗っていない方が良い。戦死はしたくないし。
こうした有事でのシミュレーションを日本に提示して日本の防衛力の抜本的な強化を米国は促して来た。
即ち、「台湾有事」に於いて、日本の自衛隊(主に護衛艦や哨戒機)を利用したいという思惑があった。
<巡航ミサイルの装備>
日本政府が進める“敵基地反撃能力”の要は米国製の巡航ミサイル『トマホーク』で500発を購入する。
護衛艦に『トマホーク』を配備すると戦力の様相が変わる。敵艦や発射基地を攻撃する事が可能になる。
先制攻撃は別として、敵が弾道ミサイルや巡航ミサイルを発射する前にその敵艦や発射基地を破壊出来る。
米軍と敵の正確な位置情報を共有する事で効果的な攻撃が可能だ。米軍は自衛隊を戦力として利用したい。
<防衛力の抜本的強化>
日本政府が描く防衛力の抜本的強化は『トマホーク』の配備だけに留まらない。国産兵器の開発も急ぐ。
“極超音速ミサイル”は開発中で、“新型戦闘機”も英国、イタリアと共同開発を進めると発表された。
弾薬の備蓄など“継戦能力”も重要だ。「尖閣諸島」など南西方面の防衛力強化が米軍と進められている。
『ウクライナ戦争』で国民の国防意識が変わりつつある。万全の防衛力で戦争を思い止まらせる事が重要だ。
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