Red Card

J28節「山形-岡山戦」で“珍事”があった。審判の“競技規則適用ミス”で再試合の決定が発表された。

同試合の前半10分、山形のDF半田のバックパスがオウンゴールになり掛け、GK後藤が手で掻き出した。

 

清水主審は“間接フリーキック”を岡山に与えた。が、同時にGK後藤に“レッドカード”を提示たのだった。

誰もが“決定的得点機会の阻止”だと思った様だった。素直に“退場”するGK後藤、慰める山形選手たち。

 

間接フリーキックは山形が阻止したが、前半10分から10人で試合をする羽目になり苦戦を強いられた。

スコアレスドローで延長戦までもつれ込んだが、アディショナルタイム2分に岡山が先制し勝利していた。

 

競技規則では「(前略)間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」と明記されている。

試合での判定は審判に決定権があるが“競技規則適用ミス”はルールに即しておらず、“再試合”となった。

 

Jリーグでの“誤審による再試合”は初めて。天皇杯では再PK戦の例はあったが、フルでの再試合になる。

アディショナルタイムまで全力プレーした試合が再試合である。劇的な幕切れだったがノーゲームである。

 

岡山と山形には仙台に縁深い木山隆之監督(岡山)や渡邊晋コーチ(山形)も居るが誰も気付かなかった。

「日本のサッカー大丈夫なのか?」副審や監督、コーチ、選手の誰もがこの“誤審”に気が付かなかった。

 

過去にJリーグで同じケースの試合を観た事があったが、“間接フリーキック”が与えられただけであった。

ついでに、間接フリーキックは壁に打ち込む様なもので難しく“フェイント”など工夫が必要だと思った。

 




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