珍しい「ウクライナ」の映画(字幕版)だ。1918年クルーティ鉄道駅で起こった戦いを描いている。
ロシア帝国が崩壊し独立を果たした「ウクライナ」だったが「ソ連」が軍事侵攻して来たのだった。
長い間、ロシア帝国の植民地だった「ウクライナ」の市民は粗末な武器で祖国防衛に立ち上がった。
その中にはキエフ大学の学生たちが居て、主人公「アンドリュー」もその一人で父と兄も軍人だった。
初めは“平和主義者”だったが、彼の仲間の学生たちと共に僅か1週間の軍事教練の後、戦地へ赴く。
「アンドリュー」役の俳優が元ベガルタ仙台のGKスオヴィックにそっくりなので、親近感が沸いた。
現代の情勢に投影させているのだろうか、ソ連軍の司令官は「プーチン露大統領」のイメージがした。
この映画は1918年のソ連による侵略と現代の“ウクライナ情勢”を重ね、国民に蜂起を喚起している。
「アンドリュー」たちはクルーティ鉄道駅へ向かう。400人の学生部隊で4000人のロシア軍と対戦する。
彼らは敗れ27名が捕虜となり処刑された。ソ連は隠蔽していたが近年に発覚し、記念碑が建立された。
現代の“ウクライナ情勢”は緊迫している。国境に10万人規模のロシア軍が終結し侵攻が近いとされる。
ロシア唯一の不凍港「クリミア半島」占領とNATOとの緩衝地帯「ウクライナ」の支配をめぐる争いだ。
ロシアは戦略的に譲る事が出来ない。一方「ウクライナ」市民はロシア支配からの独立を望んでいる。
勇猛な『コサック騎兵』発祥地で『日露戦争』では「秋山好古」の騎兵が交戦していて親交もあった。
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