IJA Tank Type4

CG : IJA Tank Type4

 

 

「司馬遼太郎」という歴史小説家が居た。彼の歴史小説が好きで作品は多いのだが殆ど全てを読んでいる。

『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』など多くがNHKの大河ドラマにもなっている。

 

そういえば、「岡田准一」が主演の映画『燃えよ剣』が劇場公開中ではなかったろうか。まだ観ていない。

「司馬遼太郎」の歴史小説は戦国から幕末・明治時代を舞台にしている。『坂の上の雲』は近代史である。

 

小説家というと青白い文学青年が連想されるのではないだろうか。「司馬遼太郎」も優しそうな人である。

太平洋戦争中の彼は“戦車”に乗っていた。余り知られていないが、戦車小隊長(陸軍少尉)をしていた。

 

『関ケ原』や『新史太閤記』などの“戦国武将”や『坂の上の雲』に出て来る“騎兵”は馬に乗っている。

彼はこうした“騎馬武者”に憧れていたのではないだろうか。それで彼は現代の軍馬の“戦車”に乗った。

 

若き日の彼は青白い文学青年ではなかった。寧ろ、血気盛んで勇猛な戦車に跨った“戦国武将”であった。

そこでこのCGなのだが、間近に迫った“本土決戦”で彼が乗ったであろう、新型の「4式中戦車」である。

 

当時、“重戦車”と恐れられていた米軍の「M4中戦車」に対抗する為に同口径76mmの主砲を装備する。

旧陸軍はこの「4式中戦車」を米軍の本土上陸までに200両生産する計画だった。彼が乗った筈である。

 

結局、その前に終戦となった。「司馬遼太郎」は戦争を生き残り戦後あの数々の歴史小説の傑作を書いた。

米軍の本土上陸は先ず九州に上陸する作戦だったという。想像だが、彼はそこへ派遣されたかも知れない。

 

米軍は日本軍の九州の防衛兵力を3個師団と見積もっていて、倍の6個師団で上陸するつもりだった様だ。

ところが九州の日本軍は13個師団に極秘に増強していた。上陸していれば逆に倍の兵力で撃退されたろう。

 

この様な九州での本土決戦に「司馬遼太郎」が乗った「4式中戦車」の戦車隊も派遣されたかも知れない。

彼の歴史小説の“戦国武将”の様な活躍を「司馬遼太郎」自身がしたのではないかとつい想像してしまう。





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