11月27日の「シャルル・デュトワ」の新日本フィル演奏講演が中止になった。彼がコロナ感染した為だという。
諏訪内晶子『詩曲(ポエム)』はその「シャルル・デュトワ」との共演による2004年録音のアルバムである。
最近の10月13日発売なので、使用しているヴァイオリンを『グァルネリ・デル・ジェズ』だと思って聴いた。
彼女は2020年からグァルネリ・デル・ジェズ『チャールズ・リード』(1732年製)を使用しているのだ。
ところが、このヴァイオリンの音色、どうも『グァルネリ』ではない。音が鋭さを伴って聴こえるのだった。
『グァルネリ』はもっと“甘美な音色”を奏でる。この音色は『ストラディバリウス』ではないかと思った。
解説文を読み2004年の録音だと分かって納得した。この頃の彼女は『ストラディバリ』を使っていた。
世界三大ストラディバリの『ドルフィン』(1714年製)を日本音楽財団から貸与され使用していたのだ。
僕は音色的に『ストラディバリ』よりも『グァルネリ』の方が好きだ。甘美な音色にうっとりとするのだ。
『ストラディバリ』を生演奏で2mの至近距離で聴いた事がある。「千住真理子」の演奏会での事だった。
彼女は1716年製のストラディバリウス『デュランティ』を愛用していて、それを間近で聴いたのだ。
その演奏会で「千住真理子」は異様な感じの演奏スタイルだった。まるでダンスを踊っているかの様だった。
『ストラディバリ』の指向性の鋭さから、全ての観衆に平等に聴こえる様に身体を大きくくねらせていた。
僕はその時、直感的にそう思って聴き入ったのだった。『ストラディバリ』に踊らされているとも思った。
名器は“妖剣”の如くなのか。所有した者を逆に操ってしまうというか、演奏スタイルまでも変えてしまう。
「千住真理子」の演奏を観てそう思った。彼女は世界に4人しか居ない『ストラディバリ』の個人所有者だ。
「諏訪内晶子」はこの美貌である、男たちが放って置かないだろう。「シャルル・デュトワ」もその一人だった。
クラシック界のプレイボーイ「シャルル・デュトワ」の2度目の妻「マルタ・アルゲリッチ」時代の愛憎劇は有名だ。
「諏訪内晶子」や「チョン・キョンファ」と不倫関係にあり、「諏訪内晶子」は結婚しておりW不倫関係だった。
「諏訪内晶子」が略奪婚した整形外科医も前妻との関係が続いていたのだ。この夫の暴露で巨額脱税も発覚した。
世界を演奏会で飛び回っている「諏訪内晶子」には子供がいるが、父親が「シャルル・デュトワ」との噂がある。
「シャルル・デュトワ」は最近、多くの女性楽団員から“セクハラ”で告発されていて演奏活動の危機にある。
「諏訪内晶子」の『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)』が1月19日に発売される。
恐らく、グァルネリ・デル・ジェズ『チャールズ・リード』(1732年製)での演奏だろう。とても楽しみだ。
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