CG : Demoted Vegalta Sendai
終盤戦で降格圏に沈み土壇場での戦いに挑んでいたが、湘南戦で破れ、遂に「J2降格」が決まってしまった。
覚悟はしていた。しかし、その場に際し...来季はJ2なのかと思うと悔しい。落ち込む選手を見るのも辛かった。
知り合いには無理をして「クラウドファンディング」に応じたり、高額なグッズを購入して応援した人も居た。
監督・選手一行がバスでユアスタを後にする際、一部のサポーターが行く手を遮って2時間も抗議をしていた。
分かる気もする。この様な光景は降格が決まったチームで毎年見ている。監督や選手は二重の苦しみを味わう。
佐々木社長が言っていた“足らなかったもの”とはなんだろう?と考えると一番目に思い当たるものはある。
降格圏で終えた昨年と今年で足りなかったもの、それはユアスタでの熱狂的なサポーターのチャントの応援だ。
コロナ禍で禁止され封じられてしまった、ベガルタ仙台のユアスタでの最大の武器だった。12番の選手たちだ。
それとベガルタ仙台の事業規模だ。J1で戦うには予算が小さ過ぎる。J1はおろかJ2でも中段以下の規模しかない。
こんな予算でよくも12年間もJ1に留まって居たと感心する程だ。J2に落ちるとこの問題の解決は難しくなる。
今年は勝てなく厳しい試合が続く中、高額年棒の選手を辞めさせ若い選手に入れ替えた印象を僕は持っている。
コロナの入場制限で予算が厳しいのだと思っていた。クラウドファンディングなどでも足らなかったのだろう。
この事業規模の問題を解決しなければベガルタ仙台がJ1で上位を目指すのは難しい。再昇格してもまた落ちる。
ベガルタ仙台がJ1で優勝を狙えるチームになるには“経営力”が必要だ。世界規模のスポンサーが必要になる。
小さなチームだったが、「テグ監督」はJ1リーグで“2位”を、「ナベ監督」は“天皇杯準優勝”を果たした。
来季のJ2では“大スポンサー”を獲得出来る様な活躍をして、1年で再びJ1昇格を果たせる事を求めたい。
CGは空しくも降格が決まり、土壇場で振り下ろされる刃の露と消える「テグ監督」という残酷な絵である。
来季の監督は誰になりどの様なチームが作られるのか。年内にはその新体制が発表されるだろう。期待する。
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