
<ジャンキリ・オーディオ>
“B&W+アキュフェーズ”の高級オーディオから、アクティブ・スピーカーAirpulse/A100に買い換えたのだった。
通常の感覚では“グレードダウン”という感じなのだが、予定通り“ジャンキリ”に成功したという実感がある。
“B&W+アキュフェーズ”が20年も前の代物だった事や、USBケーブルなどセッティングの違いも影響してる。
しかし、前回の記事の通り、長年毎日聴いて来た高級オーディオよりも良い音で鳴っている事は事実である。
アクティブ・スピーカーAirpulse/A100はプリアンプとバイワイヤの専用パワーアンプ2基を内蔵している。
これと同じ性能のコンポを組むとするとスピーカー×2、プリアンプ×1,パワーアンプ×2が必要になる。
単純に考えた場合、同額のエントリークラスの製品で“コスパが2.5倍”という驚異的な数字が計算出来る。
アンプの筐体に掛かるコストをスピーカー本体に充てる事が出来、ミドルクラスを超える性能が可能になる。
これがアクティブ・スピーカーが“高コスパ”に出来る原理である。A100は正にこれを実現している製品だ。
今、『L.マゼール ベルリオーズ幻想交響曲』(Hi-Res)を聴いているが、素晴らしい音響で鳴っているのだ。
<ベルリオーズ幻想交響曲>
ベルリオーズの失恋体験や魔女の舞踏会、断頭台が登場し、彼がアヘンによる幻覚状態で作曲したとされる。
ロリン・マゼールによるこの録音は50kHzのPCMで行われ、このSACDはDSDに変換された物である。
これをパソコン内の96kHz、24bitのHi-ResでHQPlyerという高音質ソフトで再生して聴いている。
HQPlyeはPCMもDSDも再生出来、かなり高音質でFoober2000と比べるとその違いがはっきり分かる。
本当に素晴らしい音だ。ハイエンドクラスと言っても過言ではないかも。ミドルクラスは優に超えている。
フルオーケストラだが、重低音は出ていないものの低音の量感が十分に出ておりスケール感も申し分ない。
<余談:開き直りの心理学>
余談である。人は絶体絶命の断崖絶壁に追い詰められた時、“背水の陣”でもって全力でそれに立ち向かう。
気合を入れて力を込めるが、逆に緊張感で自滅してしまう事もある。この“背水の陣”を超える境地がある。
それが“開き直り”である。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という諺もある。欲を超えた境地の世界だ。
開き直った人程怖いものもない。“恐怖”を感じないのだ。平常心で淡々と“ジャンキリ”の奇跡をやってのける。
にほんブログ村
コメント